用語解説 : ディレクトリ/フォルダ


 簡単にいうとファイルを入れておく場所です。ディレクトリ (directory) は直訳すると住所録,フォルダ (folder) は書類ばさみですが,両者はほとんど同じものと考えてかまいません。

 コンピュータで使用するファイルは通常ハードディスクの中に保存されていますが,何千何万ものファイルを雑然と保存しておくと,捜し出すのが非常に困難になります。そこでファイルを使用目的ごとに分けて保存します。その保存してある場所をディレクトリといいます。

 コンピュータ以外の例としては住所が似ています。たとえば名工太郎さんの住所を
/愛知県/名古屋市/昭和区/御器所町/名工太郎
と書いたとします。愛知県という場所(ディレクトリ)の中に名古屋市というディレクトリがあって,最後に氏名(ファイル)があります。ディスク上のディレクトリも住所と同じような階層構造をしていて上下関係があります。最上位のディレクトリのことをルートディレクトリといって だけで表します。上の住所の例ですと,ルートディレクトリのすぐ下に愛知県というディレクトリがあります。

・ここではディレクトリやファイルとの区切り記号として,インターネットや UNIX で使われている / を使用ししたが,Windows と MS-DOS では \ を使用します。なお \ は日本だけで使用される記号で,欧米では \ になります。

・Windows と MS-DOS ではルートディレクトリの上にドライブというハードウェアの識別があります。ドライブは C: というように,「英字:」で表します。

参考⇒パス

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