最終更新:2016-04-25
スタート:2016-02-11
三宅川
近隣探訪「稲沢の橋」
 三宅川は,旧稲沢市の中心部をS字状に蛇行しながら進んだ後,南下して日光川に合流する,潅漑用水・生活排水・雨水などが流れる河川です。下に半世紀ほど前の地図(平凡社世界大百科事典)と,同じ範囲の航空写真(国土地理院)を載せておきましたが,特に航空写真ではS字状の蛇行が一目でわかります。当時,三宅川の近くには田畑が作らていて人家がほとんどなかったため,このように川筋がはっきり見えたものと思われます。やがて地図に印を付けたところから上流(S字状に続く方)暗渠あんきょ蓋で被われたりしてあって,地表に現れない水路化されたため,現在の地図には記載されていません。なお印から下流は,「日光川水系」に属する「二級河川 三宅川」と定義されていて,全長は10.6kmです。ここでは,その範囲にある橋を紹介します。
 三宅川は,江戸時代初期に木曽川の水路が現在のかたちに曲げられる前は,木曽川の流路のひとつであったといわれていて,蛇行している姿は,その時代の名残だそうです。航空写真をボーっと眺めてみると,三宅川の蛇行は現在の大江川につながって,さらに上流に向かっているようにも見えます。
 三宅川は,特に渇水期には川の流れが悪く,悪臭を放っています。その他,水防上の問題もあって,護岸や河床の改修工事が進行中です。
1967年当時の稲沢市中心部 平凡社世界大百科事典(1968年)より  1968年当時の航空写真 国土地理院
1967年当時の地図と,1968年当時の航空写真
 地図上のにマウスをのせると橋の名前が表示され,クリックすると,その橋のページが開きます。なお橋名がない橋については,たとえば「三宅川20号橋」というような識別名橋を識別するため,個人的に用いた名前で表示します。
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三宅川の地図
三宅川全域地図 Mapion(2016年)より