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最終更新:2009-12-15
密着連結器
鉄道用語

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密着連結器《みっちゃくれんけつき》
 tight lock coupler
 連結面が互いに密着する構造の自動連結器。1932年(昭和7年)国鉄電車で使用され始めた。並型自動連結器のような連結器相互の間に遊びがないので,発車時などの衝撃が少ない。連結面が密着しているということで,連結面の上下2箇所でブレーキ管も接続することができる。最近ではさらに電気回路用のコネクタも接続できる[電気連結器]を備えたものが多くなっている。密着連結器JRの電車や一部の気動車,一部の民鉄電車にも使われている。密着式連結器ともいわれる。
 密着連結器を発明した柴田衛《しばたまもる》は,並型自動連結器を発明した柴田兵衛《しばたひょうえ》の弟である。
 写真はクハ111形電車密着連結器(佐久間レールパークにて2009年4月撮影)。
密着連結器
 参考:連結器密着式自動連結器ジャンパ連結器
鉄道車両用語(JISE4001 1999)51206
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)682
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)479
鉄道用語事典(久保田博著 グランプリ出版 1996-04)271
鉄道の科学(丸山弘志著 講談社 1980-07)145
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