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最終更新:2009-12-23
横取装置
鉄道用語

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横取装置《よことりそうち/よこどりそうち》
 横取り装置
 set off equipment/set of siding
 一般の分岐器にあるような転轍器を使用せず,ポイント部分とクロッシング部分の3箇所のレール[渡り板]を被せることによって分岐させる特殊な分岐装置。渡り板は普段は裏返しの状態になっていて,分岐させる必要があるときは,起こしてレールの上に被せる。横取装置があっても本線を走行する列車等は全く影響を受けないので,作業用車両を留置しておくところなどで使用されている。信号機と連動されていないので,使用後に元の状態に戻すのを忘れると重大な事故につながる恐れがある*。そのため横取装置の使用中は特殊信号発光機が作動するようにしてあるところもある。[移線横取装置]とも,略して[横取]ともいわれる。
横取装置  写真は飯田線三河槙原駅にある横取装置。渡り板は軌道の外側に倒すように置かれている。クロッシングの部分では,分岐した車両のフランジ本線レールを傷つけないように数cmの高さで乗り越えるようにしてあるため,車両が傾かないように分岐線の反対側のレールも高くしてある(走行中の電車の先頭から2009年10月撮影)。
 2009年2月,近鉄大阪線で,名張発伊勢中川行2両編成の始発電車が東青山駅にさしかかる前に北側の保線用線路につっこんで脱線し,一部区間が終日にわたって不通になるという事故が発生した。原因は使用後に横取装置を元に戻しておくのを忘れたためだった(毎日新聞 2009-02-27*)
鉄道−線路用語(JISE1001 2001)502
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)503
鉄道保線・防災用語事典(菅原操編 山海堂 1980-09)158
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